キツネノタイマツスッポンタケ科 スッポンタケ属
Phallus rugulosus Lloyd



竹林や公園、道端の草地などに生えるスッポンタケ科のきのこで、
傘についている黒褐色のグレバから悪臭を放ちハエや虫を集める。

  傘 :長い釣鐘形、全面に黒褐色のグレバに被われているが、
      雨などで落ちやすい。地肌は赤色でしわ状の隆起がある。
  柄 :円筒形で中空、表面に網目模様がある。上部ほど赤く、下部
      に行くにつれ淡い赤色になり、基部では殆ど白色に近くなる。

 似た仲間
    キツネノエフデ :グレバが付いている赤い部分と柄との境界が
         無く、濃い紅色から淡い紅色へと少しずつ薄くなり、下部
         は完全に白色となる。
    キツネノロウソク :頭部のグレバの付く赤い部分と柄の部分の
         境が明瞭。下部にいくに連れ紅色は少しずつ薄くなるが
         下部が完全に白くなることはない。
    コイヌノエフデ:頭部の赤い部分に赤色の薄い膜がかかっている。
         柄も淡い紅色で下部に行くにつれより薄くなる。


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