new 公開講座「医学的見地からのきの...No.16  投稿者:ゆきのこ 投稿日:2013/01/30(Wed) 22:37 No.5730

2013年1月29日のきのこ博士Marcin Wilga による公開講座の一部を以下簡略して紹介する。

ところで「伝承」は医学的見地から実証されていないものではあろうが
興味深いので記すことにする。

例えばポーランドの伝承においては
「採ったきのこの中に毒きのこがあるかどうかを知りたいときは、
大鍋でとったきのこ全部と皮をむいたタマネギ1コを沸騰させた後、
弱火でゆでる。
約1時間後、タマネギが青黒色に変色した場合、中に毒きのこがある」
というものがあるが、きのこ博士によるとこの伝承は正しくないそうだ。

1.Ganoderma lucidum (マンネンタケ)
  現代中国医療では滋養強壮に効用があるとされている。
  ポーランドでは絶滅のおそれのある動植物に指定されている。

2. Boletus edulis (ヤマドリタケ)
  ロシアの伝承では凍傷に効用があるとされている

3. Hericium erinaceum (?)
  ポーランドでは12箇所のみ確認されており、ヨーロッパでも珍しいきのこ

4. Flammulina velutipes (エノキタケ)
  ポーランドの伝承では炎症、ストレス、不眠症に効用があるとされている

5. Tricholowa flavovirens s.l. (キシメジ)
非常に議論のあるきのこ。血栓形成を防ぐ効用があるとされている

                                             以上





new Re: 公開講座「医学的見地からの...  たにし - 2013/02/01(Fri) 16:40 No.5731

タマネギが青黒色に変色するという伝承、すべての毒きのこには通用しなくても、もしかして、ある種の毒きのこには通用するのかもしれませんね。
3.の Hericium erinaceum (?) ヤマブシタケですね。時々ですが見かけます。最近は人工栽培も盛んでお店で売られているようです。




new Re: 公開講座「医学的見地からの...  かっちゃん - 2013/02/02(Sat) 18:48 No.5732

ヤマブシタケは、三頭山(東京都桧原村)と大菩薩嶺近くの山でも見ました。
最初見たときは、キノコとはおもえず驚きました。