八王子市寺田団地ミニ観察会) | |
2019年6月26日(水) 10時〜14時 |
数日前にようやく待望の雨が降り、なんとかきのこの出始めに間に合った という感じでした。しかしやはり例年に比べて全体にきのこの数も少なくき のこも幼菌が多く、つくづく近年の気候変動の激しさが感じられました。 参加者は15名、今年の総会での講演者首都大学東京の丸山先生にも参 加していただきました。午前10時に商店街駐車場に集合し、エリアが広い ので団地の西地区と東地区に分かれて観測を行うこととしました。 途中、キタマゴタケやニセアシベニイグチの群生やテングタケ、ヤマドリタ ケモドキなどこの時期によく見られるきのこに出合い、これらを観察しまし た。また、池の周囲ではクモタケなどの冬虫夏草があり、約40種類のきの この採集を行いました。 正午、団地集会所に集合し昼食の後同定会を行い、講師の松井先生から は「最近のきのこの少ないのは乾燥のせい。観察にあたって気になるきの こは触ってみること」との講評があり、丸山先生からは「形は似ていてもDNA は違うので、きのこの形態だけから分類しても無駄が多い」とのお話があり、 参加者からため息が出ました。 観察会終了後月一回行っている寺田勉強会を行い、観察会参加者の中で 希望者が勉強会にも参加し、顕微鏡写真によるきのこの組織の分析や、き のこの新分類と学名についての発表などを学習しました。 |
当日観察されたきのこ |
アカキクラゲ科 | ニカワホウキタケ属 | ツノフノリタケ |
アセタケ科 | アセタケ属 | アセタケの仲間 |
イグチ科 | ヤマドリタケ属 | ヤマドリタケモドキ |
イグチ科 | ヤマドリタケ属 | ニセアシベニイグチ |
イッポンシメジ科 | イッポンシメジ属 | イッポンシメジの仲間 |
ウラベニガサ科 | ウラベニガサ属 | アカエノベニヒダタケ? |
ウラベニガサ科 | ウラベニガサ属 | ベニヒダタケの仲間 |
キシメジ科 | キシメジ属 | ミネシメジ |
キシメジ科 | キシメジ属 | ハダイロニガシメジ |
クヌギタケ科 | クヌギタケ属 | サクラタケ |
クロサイワイタケ科 | アカコブタケ属 | クロコブタケ |
タマチョレイタケ科 | シュタケ属 | ヒイロタケ |
タマチョレイタケ科 | センベイタケ属 | センベイタケ |
タマチョレイタケ科 | タマチョレイタケ属 | アシグロタケ? |
タマチョレイタケ科 | ツヤウチワタケ属 | ツヤウチワタケ |
タマチョレイタケ科 | ハチノスタケ属 | ハチノスタケ |
ツガサルノコシカケ科 | ホウロクタケ属 | ホウロクタケ |
ツキヨタケ科 | モリノカレバタケ属 | モリノカレバタケの仲間 |
テングタケ科 | テングタケ属 | キタマゴタケ |
テングタケ科 | テングタケ属 | テングタケ |
テングタケ科 | テングタケ属 | コテングタケモドキ |
ディプロシスティス科 | ツチグリ属 | ツチグリ |
ナヨタケ科 | キララタケ属 | キララタケ |
ナヨタケ科 | ナヨタケ属 | ハイイロイタチタケ |
ヌメリガサ科 | アカヤマタケ属 | アカヤマタケ |
バッカクキン科 | ノムラエア属 | クモタケ |
ヒドナンギウム科 | キツネタケ属 | キツネタケ |
ピロネマキン科 | アラゲコベニチャワンタケ属 | アラゲコベニチャワンタケ |
ベニタケ科 | カラハツタケ属 | ヒロハシデチチタケ |
ベニタケ科 | カラハツタケ属 | アイバカラハツモドキ |
ベニタケ科 | ベニタケ属 | ニオイコベニタケ |
ベニタケ科 | ベニタケ属 | ベニタケの仲間A |
ベニタケ科 | ベニタケ属 | ベニタケの仲間@ |
ベニタケ科 | ベニタケ属 | ベニタケの仲間B |
ホウライタケ科 | ホウライタケ属 | オオホウライタケ |
ホウライタケ科 | ホウライタケ属 | ハリガネオチバタケ |
モエギタケ科 | チャツムタケ属 | ハグロチャツムタケ |
ラッパタケ科 | ホウキタケ属 | ハナホウキタケ亜属 |