梅雨時のきのこ観察会 都立長沼公園

2013/07/06



7月6日(土)梅雨時のきのこ観察会は都立長沼公園で開催された。          
10時、会長挨拶、担当幹事より都の公園利用についての注意事項の説明があり、
観察方法、特に昨晩雨が降り足場が滑りやすい、またヘビに注意して欲しい等の
注意事項が話された。その後、新入会員の方が紹介された。
観察は三班に分かれ、講師を中心にきのこ観察が行われた。きのこを見つけると、
そのきのこの周りに集合し、講師の説明を聞き、写真を撮り、見本としてきのこを採
取した。登り初めはあまりきのこに出会えなかったが、頂上近くになり、タマゴタケや
ニガイグチモドキ、クロハツモドキなどの大型のきのこが目に付くようになった。
12時、今年は公園の東側にある日邸会館という地域の集会所に集まり、昼食をと
り同定会を行った。見本に採取してきたきのこは種類別にテーブルの上に並べられ
名前が付けられた。これらのきのこについて2人の先生から説明がされた。H・Y先
生から、クロハツ、クロハツモドキのヒダの密度の違いについて、カワリハツ、ニガイ
グチモドキなどの、微妙な色の違いについての説明がなされた。M・H先生からは、
きのこを見分けるための全般的な話に加え、きのこの発生は環境に作用されるとい
うことを、この公園の高低差(約100m)を例に話された。また、両先生から、同じき
のこでも、温度、湿度等、気象条件によって色や形の変異があり、同定をより難しく
している等の説明がされた。
長沼公園に生えるきのこの放射能が気になり、セシウム134とセシウム137につ
いて調べることになった。
※科や属の表記を今回は新分類で行った。
  ヒロヒダタケ属←ツエタケ属と表記してある場合、ツエタケ属は旧分類で、ヒロ
  ヒダタケ属が新分類です。

当日観察されたきのこ 

ヒドナンギウム科←キシメジ科キツネタケ属カレバキツネタケ
ポロテレウム科←キシメジ科ヒロヒダタケ属←ツエタケ属ヒロヒダタケ
ホウライタケ科←キシメジ科ホウライタケ属ホウライタケ属
オオホウライタケ
ラッシタケ科←キシメジ科クヌギタケ属サクラタケ
テングタケ科テングタケ属ヒメコナカブリツルタケ
テングタケダマシ
テングタケ
カバイロツルタケ
コテングタケモドキ
タマゴタケ
シロタマゴテングタケ
ガンタケ
ヘビキノコモドキ
シロオニタケ
ハラタケ科ハラタケ属ハラタケ属
ザラエノハラタケ
キツネノカラカサ属キツネノカラカサ
ナヨタケ科←ヒトヨタケ科ヒメヒトヨタケ属←ヒトヨタケ属ミヤマザラミノヒトヨタケ
アセタケ科←フウセンタケ科アセタケ属オオキヌハダトマヤタケ
キヌハダトマヤタケ
イッポンシメジ科イッポンシメジ属クサウラベニタケ近縁
クリイロイグチ科←イグチ科クリイロイグチ属クリイロイグチモドキ
イグチ科アワタケ属アワタケ近縁
クロアザアワタケ
ヤマドリタケ属コウジタケ?
ニセアシベニイグチ?
ミヤマイロガワリ
アメリカウラベニイロガワリ
ニガイグチ属ミドリニガイグチ
ニガイグチモドキ近縁
ヌメリニガイグチ
ヤマイグチ属ウラグロニガイグチ
スミゾメヤマイグチ
ベニタケ科ベニタケ属アイバシロハツ
アイタケ
シロクロハツ
ベニタケ属
クロハツ
クロハツモドキ
クサハツ近縁
キチャハツ
カワリハツ
チギレハツタケ
ウグイスハツ
ウコンハツ
ケショウハツ
ヤブレベニタケ近縁
チチタケ属チチタケ属
ヒロハウスズミチチタケ
クロチチタケ
アンズタケ科アンズタケ属アンズタケ
ヒナアンズタケ
タマチョレイタケ科←サルノコシカケ科タマチョレイタケ属←オツネンタケモドキ属アシグロタケ
キアシグロタケ
タマチョレイタケ科←サルノコシカケ科シュタケ属ヒイロタケ
所属科未確定←サルノコシカケ科ニクウチワタケ属ニクウチワタケ
ツガサルノコシカケ科←サルノコシカケ科ホウロクタケ属ホウロクタケ
タマチョレイタケ科←サルノコシカケ科ホウネンタケ属ホウネンタケ
ニセショウロ科ニセショウロ属ヒメカタショウロ
オフィオコルジケプス科←バッカクキン科ティラクリディオプシス属オサムシタケ





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