長沼公園きのこ観察会

2008/10/25



    初めての秋のキノコ観察会(都立長沼公園)
 例年春2回行っていた観察会を、今年は春と秋に長沼公園で行う事になりました。
 観察会は幹事長の挨拶に続き、担当幹事から観察についての注意事項、観察
方法が話された。観察は4班に分かれ各班にリーダーを配置し、リーダーは会員に
説明しながら観察し、会員も同時にカメラで撮影し記録する、等である。今年は10
月初旬には急な冷え込みがあり雨も降ったのでキノコは発生した。ところがここ2
週間程全く雨が降らない。晴天続きの為か発生しているキノコは少ない。やはり湿
度が不足しているようだ。紅葉し始めた木もあり、落ち葉の影でキノコを見落として
いるのかもしれない。
 12時に集合場所長沼会館(六社宮境内)に集まり昼食、その後、デジカメで撮影
されたキノコの写真はパソコンに取り込まれ、講師の先生により同定、解説が行わ
れた。今年は例年に比べイグチ系、フウセンタケ系が早く発生した等、きのこの発
生状況について。キノコの判別については、条線、つば等の幼菌〜老菌への変化
例をあげての説明がされた。また、キノコの食毒については、クロハツ、ウラグロニ
ガイグチ等を例にあげ、食毒には個人差があり、食べるか食べないかはあくまで自
己責任の問題であることや、食べられるキノコでも古いキノコは他の雑菌が付いて
いることが多いので食べない方が良いなどの話がされた。また、イッポンシメジ属の
キノコのように傘の裏の色が変わるキノコについては変化の様子について見極める
感覚を磨く事が大切である等の説明がされた。
 今年は同じ公園で梅雨時、秋と観察会が行われたので、発生していたキノコを比
べてみると面白いと思っていましたが梅雨時のキノコのデータを持参しなかった為、
細かな比較が出来なかった。来期への反省点です。
 尚今回の観察会で見られたキノコは44種類、出席者は32名でした。会は予定ど
おり14時に無事散会しました。

当日観察されたきのこ 

ヒラタケ科ヒラタケ属ウスヒラタケ
キシメジ科シイタケ属シイタケ
スエヒロタケ科スエヒロタケ属スエヒロタケ
キシメジ科ムラサキシメジ属コムラサキシメジ
キシメジ科ムラサキシメジ属ムラサキシメジ
キシメジ科ナラタケ属ナラタケ
キシメジ科マツカサキノコ属スギエダタケ
キシメジ科ホウライタケ属ハナオチバタケ
キシメジ科クヌギタケ属クヌギタケ属
キシメジ科クヌギタケ属サクラタケ
キシメジ科エノキタケ属エノキタケ
テングタケ科テングタケ属テングタケ属の一種1
テングタケ科テングタケ属テングタケ属の一種2
テングタケ科テングタケ属テングタケ属の一種3
ウラベニガサ科ウラベニガサ属ベニヒダタケ
ハラタケ科ハラタケ属ハラタケ属の一種
ヒトヨタケ科ヒトヨタケ属キララタケ
ヒトヨタケ科ナヨタケ属イタチタケ
モエギタケ科クリタケ属ニガクリタケ
モエギタケ科スギタケ属スギタケ
フウセンタケ科アセタケ属タマアセタケ
フウセンタケ科わかふさワカフサタケ属
フウセンタケ科フウセンタケ属フウセンタケ属の一種1
イッポンシメジ科イッポンシメジ属イッポンシメジ属の一種1
イッポンシメジ科イッポンシメジ属クサウラベニタケ
ベニタケ科ベニタケ属シロハツモドキ
ベニタケ科ベニタケ属クロハツモドキ
ベニタケ科ベニタケ属ウコンハツ
ベニタケ科チチタケ属キチチタケ
アンズタケ科アンズタケ属ヒナアンズタケ
ウロコタケ科キウロコタケ属チャウロコタケ
タコウキン科ツヤウチワタケ属ツヤウチワタケ
タコウキン科ホウロクタケ属ホウロクタケ
タコウキン科カワラタケ属カワラタケ
タコウキン科ホウネンタケ属ホウネンタケ
ツチグリ科ツチグリ属ツチグリ
ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属エリマキツチグリ
ホコリタケ科ノウタケ属ノウタケ
アカカゴタケ科サンコタケ属サンコタケ
シロキクラゲ科シロキクラゲ属ハナビラニカワタケ
キクラゲ科キクラゲ属アラゲキクラゲ
ズキンタケ科ロクショウグサレキン属ロクショウグサレキン
ノボリリュウタケ科ノボリリュウタケ属アシボソノボリリュウタケ
バッカクキン科冬虫夏草属サナギタケ
スチルベラ科パエキロミケス属ハナサナギタケ





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