梅雨時のきのこ観察会 都立長沼公園

2008/07/05



前日は雨、ここ数日、30度を越す梅雨時とは思えないような暑さ、湿度は高い。
このような状態で観察会は行われた。きのこは発生しているだろうか。
定刻10時、会長挨拶、つづいて幹事が、この公園は大部分が雑木林で占めら
れている。この自然環境を破壊しないよう、また、足元が滑りやすい等、観察に
関する注意事項が話された。
観察は4つのグループに分かれ、各グループごとに講師、あるいはきのこに詳
しい会員が入り、きのこを観察しながら説明を聞き、デジカメできのこを撮影し、
それを資料にする、という形式で行われた。
12時30分、六社宮境内(長沼公園内にある神社)の長沼会館に集合し、まずは
昼食、つづいて自己紹介、その後、撮影した資料、その他をもとに観察報告会を
行った。今年のきのこの発生状況、発生しているきのこの特徴について説明さ
れた。例えば,柄の部分が異常に太いヒロヒダケ、ヤブレベニタケの特徴、カブト
ムシの匂いのするケショウハツ等々。巨大なニガイグチ属のきのこやアカヤマド
リにも話題が集中した。また、「世界のキノコ切手」の監修者である会員の石川
さんから、日本では郵政省からはシイタケの切手1枚しか発行されていない、と
説明があった。日本人はきのこの消費は多いと思うが。ヨーロッパ、アフリカ等
は多くのキノコ切手が発行されている。食文化で、きのこは生活に密接に結び
ついているのかも知れない。
観察会は盛況のうちに終わり、30分程時間をオーバーして2時30分散会した。
 観察会の参加者、36名

当日観察されたきのこ 

ヒラタケ科ヒラタケ属トキイロヒラタケ
キシメジ科キツネタケ属カレバキツネタケ
キシメジ科ホウライタケ属ハナオチバタケ
キシメジ科ホウライタケ属オオホウライタケ
キシメジ科モリノカレバタケ属アマタケ
キシメジ科ツエタケ属ヒロヒダタケ
テングタケ科テングタケ属カバイロツルタケ
テングタケ科テングタケ属ツルタケ
テングタケ科テングタケ属タマゴタケ
テングタケ科テングタケ属ツルタケダマシ
テングタケ科テングタケ属タマゴテングタケモドキ
テングタケ科テングタケ属コテングタケモドキ
テングタケ科テングタケ属フクロツルタケ
テングタケ科テングタケ属ガンタケ
テングタケ科テングタケ属テングタケ属の一種
ベニタケ科ベニタケ属クロハツ
フウセンタケ科アセタケ属コバヤシアセタケ
フウセンタケ科アセタケ属カブラアセタケ
イッポンシメジ科イッポンシメジ属キイボカサタケ
イグチ科クリイロイグチ属クリイロイグチ
イグチ科アワタケ属キッコウアワタケ
イグチ科ニガイグチ属ニガイグチ属の一種
イグチ科ヤマイグチ属アカヤマドリ
イグチ科ヤマイグチ属スミゾメヤマイグチ
ベニタケ科ベニタケ属アイタケ
ベニタケ科ベニタケ属チギレハツタケ
ベニタケ科ベニタケ属ケショウハツ
ベニタケ科ベニタケ属ウコンハツの一種
ベニタケ科ベニタケ属ヒビワレシロハツ
ベニタケ科ベニタケ属ドクベニタケ
ベニタケ科チチタケ属ニオイワチチタケ
アンズタケ科アンズタケ属ミキイロウスタケ
タコウキン科ツヤウチワタケ属ツヤウチワタケ
タコウキン科オツネンタケ属ニッケイタケ
タコウキン科シュタケ属ヒイロタケ
タコウキン科カワラタケ属カワラタケ
ツチグリ科ツチグリ属ツチグリ
ニセショウロ科ニセショウロ属ヒメカタショウロ
ホコリタケ科ホコリタケ属ホコリタケ
ノボリリュウタケ科ノボリリュウタケ属クロノボリリュウタケ
バッカクキン科ティラクリディオプシス属オサムシタケ





Copyright © 東京きのこ同好会ホームページ委員会 All Rights Reserved.